1. 3Dスキャナー業界の巨人「FARO(ファロー)」

現在、世界中の建設現場、プラント、法医学(事故現場の検証)等のプロフェッショナルな現場で使われている地上型3Dレーザースキャナーの分野において、Leica(ライカ)、Trimble(トリンブル)と並んで圧倒的な世界シェアを誇るのがアメリカのFARO(ファロー・テクノロジーズ)システムです。

FAROのスキャナーは、数百万点のレーザーを高速で照射し、広大な建物や工場の内部を一瞬にしてミリ単位の「3D点群データ」としてパソコンに取り込むことができます。その高い堅牢性と、使いやすいインターフェースが世界中で支持されています。

2. FAROスキャナーの主力ラインナップ

FARO社のスキャナーは、その大きさや用途に応じていくつかのシリーズが展開されていますが、特に建設・設備業界で有名なのが以下のシリーズです。

FARO Focus シリーズ(地上固定型:TLS)

FAROの代名詞とも言える主力製品です。三脚に据え置いて周囲360度をスキャンする機材で、「Focus Premium」や「Focus Core」といったグレードが存在し、最大で数百メートル先の対象物まで高精度に測ることができます。数年前と比べて驚くほど小型・軽量化(約4kg強)されており、現場での持ち運びが容易になったことが爆発的な普及に繋がりました。

FARO Freestyle シリーズ(ハンディ型)

入り組んだ配管の裏側や、車のエンジンルーム内など、大型のFocusシリーズでは「死角」となってレーザーが届かない狭い空間を、手に持ってスプレーするようにスキャンする高精度なハンディタイプ機材です。

これらの機材を組み合わせることで、工場のような空間を文字通り「死角ゼロ」で完璧に3Dデータ化していくことが可能になります。

3. 購入か?レンタルか?直面する「コストとスキルの壁」

「自社の工場や、請け負っている設備の改修工事現場をFAROのスキャナーで3D化したい」と考えた時、多くの企業がいきなり【機材の購入】を検討しますが、ここには大きな壁が存在します。

FAROやTrimbleなどのプロ用ハイエンドスキャナー本体は数百万円〜一千万円以上の投資が必要です。一方で、海外の建設案件では、FAROスキャナーを活用することで従来複数人で1週間かかっていた測量作業が1名で数時間に短縮され、ある改修プロジェクトではわずか1時間のスキャンとデータ処理で約3万ドル(数百万円)のコスト削減(手戻り防止によるROIの大幅な向上)を達成したケーススタディも報告されており、適切に運用できれば絶大な投資対効果を生み出します。

しかし、導入にあたっては機材だけでなく、スキャンした重すぎる「点群データ」を処理・統合するための専用ソフトウェア(年間数百万円規模)、そしてハイスペックなパソコン環境が必須となります。 機材だけを数日「レンタル機材屋」から借りてくることも可能ですが、現場の泥まみれになりながら何十回も重いスキャナーを移動させて測る「撮影ノウハウ」と、何十GBというデータをCAD化する「専門のソフトウェアと熟練のオペレーター(人材)」を持っていなければ、現場のデータはただの「容量が重すぎて開けないゴミ」になってしまいます。

実際に「レンタルでやってみたが、点群の合成(レジストレーション)がうまくいかずデータが使い物にならなかった」というご相談は、私たちのもとにも少なからず寄せられます。スキャナー自体のボタン操作は簡単でも、「どの位置に何回設置すればこの空間を死角なく測りきれるか」という経験則は一朝一夕に身につくものではありません。

4. 「自社購入ゼロ」で絶対に失敗しない空間図面化は愛管へ

「会社の設備をDX化して改修の手戻りを防ぎたいが、高額な機材やソフトを購入する予算もないし、それを使いこなせる専門のCADオペレーターを育てる余裕もない」。 そんな建設・設備関連の中小企業様を即座に救うのが、配管設備設計・施工のプロフェッショナルである愛管株式会社のワンストップ・3Dスキャン代行サービスです。

私たちは機材やソフトの「販売代理店」でも「レンタル屋」でもありません。お客様の現場に入り込み、計測から図面化までの泥臭いプロセスをすべて「丸投げ」で引き受ける実務のプロ集団です。

建設測量で最高峰の信頼を誇るハイエンドスキャナー「Trimble X7」と、死角を完全に無くすハンディ型スキャナー「3DMakerpro Eagle Max」を自社機材として現場に持ち込みます。そして一番の強みは、取得した巨大な点群データを自社オフィスのプロ用ソフト「InfiPoints」で解析し、お客様が普段使い慣れている業界標準の設備CADソフト「Rebro」などで即座に使える「完璧な精度の3DCAD図面にモデリング(図面化)」して直接納品する点にあります。 お客様が未知の機材の操作に四苦八苦したり、重いデータ変換に頭を抱える必要は一切ありません。

現場のミリ単位スキャンから高度なモデリング図面化までのプロセスすべてを、外注下請けゼロの「完全内製化」で請け負うため、機材を自社で数百万円かけて買うよりも圧倒的に安いコスト(面積・階層に基づく明朗会計)で、全国の現場へ出張対応いたします。 (静岡県内の現場であれば、作成した高精度図面を用いて、実際の配管・設備改修工事自体も自社で一貫施工可能です)

機材を買わずに結果(使える3D図面による確実な施工計画)だけを手に入れるスマートな選択は、愛管の3Dスキャンサービスへご相談ください。

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参考文献

  • “Achieving High ROI with FARO Laser Scanning in Construction” — (FAROスキャナーによる数万ドルのコスト削減および工期短縮のケーススタディとして参照)