生物多様性の保全を通じて、持続可能な地域社会の実現に貢献します。
つなぐ、未来を。共に創る。社会が本当に豊かで、安心して暮らせる未来——人と人が繋がり、想いと知恵を重ねながら、暮らしを共に創る社会に向かって。その実現のため、土地や水といった"資源"、生き物の"多様性"、それらの「つながり」を守り、活かしていくことが欠かせません。
私たちの暮らしや、製造業で使用する水から農業用水、そして飲み水に至るまで、すべてを支えるのが「水」です。この水は、空から降るだけでは安定して利用できません。水源となる森林や土壌が雨を蓄え、浄化し、ゆっくりと川や地下水として私たちに届けてくれるのです。
しかし、この土地の働きは、土や木だけでは成り立ちません。そこに生きる微生物、植物、昆虫、動物などの多様な生き物が、互いに支え合うことで、水の質と量を守っているのです。これが「生物多様性」の力です。生物多様性が豊かな土地こそが、健全な水資源を生み出す源泉なのです。
生物多様性の本質は、多様な生き物が「食べる・食べられる」という関係で複雑につながる「食物網」にあります。これは一本の鎖ではなく、網の目のようなネットワークで、植物をバッタが食べ、それをカエルや鳥が食べ、死んだ生き物を微生物が分解して土に還す、というサイクルです。
この網が複雑であるほど、一部の生き物が減っても他のものが補い、生態系全体のバランスが保たれます。
「雨水活用×IoT」を組み合わせ、自然環境の機能を社会インフラに活かすグリーンインフラを推進。節水と生態系保全を両立する次世代の水循環モデルを実証します。
学生や地域住民が主体的に関わる「地域クラブ」を軸に、サイトを起点とした環境教育や感性を育む場を提供。未来の担い手を地域と共に育てます。
都田エリアの畑や遊休地を「自然共生サイト」として認定取得。農業が持つカーボンオフセットのしくみを、見て・感じて・学べる実証フィールドとして運営。バイオ炭農法も導入し、土の力を高めながら確実なカーボン固定を目指しています。
現場の構造や地形を3Dスキャンで高精度に"見える化"。配管や設備の設置位置を正確に把握し、ムダな開発や改修を削減。自然環境への影響を最小限に抑えながら、作業効率と安全性を向上させています。
保育園「れんりの子」では、自然とふれあい、人と関わる中で、子どもたちが自ら「気付き」「考え」「感じる」時間を大切にしています。家族や地域の方々にも広がっていく「共育」の輪を育んでいます。
自社農園や地域の自然の恵みを大切にした料理をレストランでお届け。「この野菜、どこで育ったの?」そんな興味が芽ばえたとき、食を通じて自然や地域とのつながりに気付くきっかけが生まれます。
私たちは、この土地で暮らし、この土地で働き、愛管株式会社 代表取締役CEO 中村 将義
この土地とともに未来を育てていきます。